穴地蔵を目指す
ご近所さんのパパ友Mさんに誘って頂き、天野街道の穴地蔵まで散策してきました。
天野街道は西高野街道と堺市岩室で分岐して「女人高野」ともいわれる天野山金剛寺へと向かう信仰の道です。岩室・今熊で西高野街道から分かれ、左が西高野街道、右が天野街道, 天野街道に入り陶器山、 河内と和泉の国境の尾根道。一説には、天野街道の起点は、岩室山観音寺の大門(今の韓国料理マダンの辺り?)からで、終点が天野山金剛寺山門と言われる。また、下高野街道の池之原から「ちゃせ道」を上がってくると、西高野街道にきて、そこから、天野山に行けるルートもあった。天野山金剛寺は、南北朝時代、京への道の一つであった。また、天野で河泉街道(槙尾山施福寺から葛井寺への巡礼街道と重なる)に接続。要するに、泉南地方や和泉から、河内長野に抜けて、高野山や藤井寺、また堺へ続く街道のかなめが、金剛寺でもあった。和泉から天野街道を北に進み、三都神社から下高野街道で、天王寺。中高野街道で藤井寺。西高野街道で堺に行くことができます。
家から穴地蔵までは、下里の小径を抜けて進みます。
途中、文政四年に作られた道標石が現れて「こんな身近に古からのものが残っているなんて」と驚きました。
穴地蔵に到着。河内長野市と堺市と大阪狭山市の三市の分岐点に突如として存在する穴地蔵。
穴地蔵は目、鼻、耳など身体中の全ての穴の病気に霊験のある地蔵として信仰され、多くの参詣者が訪れているお地蔵様です。
地元の方にも愛されているだけでなく、天野街道沿いにあることもあり、遠くから参る方も多く、お花のお供えも絶えないそうです。
ゆっくり歩いて片道45分ほどの道のりでしたが、充実した散策となりました。
散歩って楽しいですね。