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日々なんでも試行錯誤

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仕上がってきた部材パーツ

スタンドライトを作るVol.02

思いたったが吉日。
『部屋のあのスペースに置くおしゃれなスタンドライトほしいな。』『じゃあ、一度自分でつくってみるか!』
という思いから始まった「スタンドライトを作る」計画。

前回はラフからMacでの設計、そして加工業者様へお渡しする入稿データの作成までを紹介いたしました。
今回は素材となる木材の調達から加工をお願いする業者様の選定。
そして加工から仕上がってきた様子をお届けします。

はじめから素材は温かみを感じる木材を考えていました。
その木材は「桜」。深く味のある色味と強度が強いことが選定の理由でした。

しかし、調べていくうちに、地元の河内長野市では「おおさか河内材」という木材があるということを知りました。

全国の都道府県の中で最も森林面積の少ない大阪にも、豊かな森林に恵まれ、長年の林業技術で育まれた、とても質の良い木材生産地があります。
中でも、大阪最高峰の金剛山、大和葛城山、岩湧山に連なり、大和川の支流石川の源流域に位置する「河内林業地」は、およそ300年もの昔から、スギやヒノキの人工造林が行なわれてきたと伝えられており、河内長野市や千早赤阪村産の材木を「おおさか河内材」ブランドとして大切に育てています。
「おおさか河内材」の特徴は木目が真っ直ぐで切口が真円に近く年輪の幅も緻密で均一で、独特の木目のきめの細やかさやほんのりピンクがかかった木肌の美しさが特徴で粘りがあり、年輪の幅も緻密・均一で丈夫な良質材です。
木材市場でも優良材として高く評価されていますが、その良さをもっとアピールし需要を拡大するために、現在「おおさか河内材」の名称で独自のブランド化をすすめています。

それなら使わない手はない!ということで、今回はヒノキを素材に使うことにしました。
ということで早速、おおさか河内材を主に扱い木造一戸建てに必要な構造材、造作材等全ての部材の製材加工を行っておられる、ウッドベースかわちながの(大阪府森林組合 木材総合センター)に連絡。

説明も親切にしてくださり興味深い話もたくさんしていただき有り難かったです。
約2週間ほどで加工の材料となるヒノキ材を調達することができました。

素材が調達できれば次は加工。
今回はレーザーで加工をしていただける業者様を探しました。
そこで「一度お話をお聞かせください。」と快く返事をくださった、富田林市のまどか株式会社様にお世話になることになりました。

まどか株式会社様は、大型レーザー加工、MRBコート、UV点字印刷(マポレット)、二次・三次加工、インクジェット印刷・シルクスクリーン印刷を含め自社内で一括製作を行えるという強みを活かし、大量生産から一点・二点の少ロットにいたるまで、クオリティの高い製品を企画・デザインから仕上げまで制作可能。企業理念の「情報サービスの一翼を担うビジュアルプランナーとして、暮らしと創造力を豊かにする活動を展開」を有言実行されてる素晴らしい企業です。

依頼してすぐに、ダミー材を使った組み合わせアライメント(隙間)確認のためのパーツを作ってくれました。

アライメント幅は、0mm、0.1mm、0.5mmの3種類。
0.1mmがバッチリだったので、それで本番加工をお願いしました。

一週間後、仕上がってまいりました。

まどかさん仕事が早くてとても丁寧です。
想定通り、断面はレーザー加工の熱で焦げて黒くなっています。バッチリです。
仮組みしてみます。

おお。いい感じです。

嬉しくなってちょっと立ててみました。

デザイン時に頭の中でイメージしていた「組み合わせた時に噛み合う部分が交互に色違いになるイメージ」が実現されました。

次回は、土台などの加工に出すプレデザインを手づくりしていく様子をお届けします。

※この記事は当時の様子を振り返りながら再現して作っています。

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